今日紹介するのはGoruckのバックパックです。
ユニコーン・バックパックを探していると、どうしてもミリタリー系やタクティカル系のバックパックに行き着いてしまうのですよ。
知ってましたか。知ったこっちゃないよね。
現に私の軍人夫が10年以上も愛用しているのは、ジャンスポートですから。いや待てよ?私と出会った頃から愛用している気がするけど、だとするともう15年近く使ってるよ・・・
ジャンスポートすげえ。
日本で持っている人はあまり見かけないけれど、アメリカではジャンスポーツは学生を中心に老若男女に愛されるバックパックなんですよ。
謂わばアメリカの国民的バックパックといいますか。知らんがな。
現地の小中学生が持っているのは殆どジャンスポート。高校生は知らんけど。
なんでジャンスポートの紹介をしているの私は。
Goruck紹介するって言ってるのに!
まぁ、買い物をする際にですね(まだ言ってるよ)、夫は特に何も考えず、比較もあまりせず、見つけたものを買ってそれで満足する人なんです。
対照的に私はグーグルサーチがっちりする人で、それこそグーグルが「もうページないです」と根をあげても「嘘つけお前、本当はもっとあるだろ。個人ブログ隠すのやめれ。」とリサーチするタイプなの。
でも人生の幸福度でいうと夫タイプのほうが幸福度高いって知ってますか。夫タイプは少ない選択肢であっても自分の選択に満足するので「他にもっと良い商品があるかもしれない」と考えません。
一方で私タイプは購入したから終わりというとそうではなく、そうそう購入した製品に満足しなかったりします。
なぜなら選択肢がたくさんあることを知っているので「他にもっと良い商品があるかもしれない」と際限なく最高のものを求めようとしてしまうからです。このタイプは自分の選択に満足することが難しくなります。
つまり、選択肢が多いことは必ずしも幸福度に寄与しません。だからこそ選択肢や可能性が無限にあるかのような現代に生きる我々は、悩みから解放されず、幸せを感じる機会が減っているのです。
選択と幸せの関係について、もっと知りたい人はこの本がおススメです。
まぁ、だからこそせめてリサーチを徹底するわけだ。分かってくれるか。
こうして考えると、人生の伴侶選びなんかにも同じことが言えるような気がするな。
何故このような話をしているんだろう。
ではGoruckに戻りますよ。
冒頭でバックパックを探しているといつもミリタリー&タクティカル系に行き着いてしまうと言いましたが、基本的にはミリ系は馴染みがなくて苦手な系統だったりします。
特にあのモールといわれるウェビングがバッグいっぱいに張り巡らされたやつとかですね。
ちょっとガチすぎて普段使いしにくいんですよね。
日本だと職質ターゲットとか言われたりしますが、アメリカでもタクティカル系バックパックの場合は購入の際に注意している購買者が多いんですよ。
あちらは国内テロや銃乱射事件が頻発するので、銃装備仕様になっているタクティカルミリタリー系は注意を引きがちなのです。
そのため、オフィスワーカーなどは特に「タクティカル過ぎないか」を気にしている人が意外に多かったりします。
まあ、私みたいな普通のアジア人女性が背負ってるなら気にしないかもしれませんが、それでもモールばりばりのバッグはさすがにちょっとそぐわないですよね。
GORUCK
というわけでリサーチをすすめるうちに行き着いたのがGoruck!!
アスラック!みたいな感じでゴーラック!と呼んであげてください。
Goruckなんて、ミリオタとかミリタリー系に興味ある人じゃないと知らないんじゃないのかなぁ…とは思うのですが、アメリカではカルト的に人気を誇るブランドです。
Goruckというブランドについて簡単な説明をすると、元米陸軍特殊部隊のジェイソン・マッカーシーが立ち上げたブランドで、端的に言うと堅牢性・耐久性それがすべてといったブランドです。
ミリタリー系には珍しく外も中もシンプルでスッキリしたデザインで、このデザインが私にはツボでした。ミリタリー系なのにスタイリッシュなデザインというアンビバレントなデザインが格好良いです。
なお、私は体育会系ではなく脆弱会系なのでGoruckオーナーの皆さんがやっている活動はよく知りませんが、バックパックの中にウェイト(別売り)を入れて、それを担いで何十キロも歩いて山に登ったり海に入ったりビーチで穴掘って砂かけたりといった不思議な活動をしています。
Goruckのバックパックは200ポンドの重さにも耐えるようです。
200ポンドに耐えるということはだよ?たとえば崖で夫が足を滑らせて私のバックパックを掴んで宙ぶらりんになったとしてもバックがビリビリビリと切れないということです。まあ、その前に私が一緒に落ちるでしょうけど。
ふつうのナイロンバッグなら縫い目から切れて「あ~れ~」と落ちてしまうところを、このバッグなら命を救うことができるのです!!
ここまで読んで頂いたら分かると思いますが、とにかく丈夫さが取り柄のバッグです。
丈夫さが取り柄なので使われている素材はほぼ1000デニールです。
バッグ自体の説明は、のちほどバッグのレビュー記事で詳説するとして、ここではGoruckのド定番GR1(21L)と2020年秋冬新作Rucker 3.0を比較したいと思います。
GORUCK GR1 vs Rucker 3.0
Rucker 3.0(左)の容量は20Lです。
対してGR1(右)の容量は21Lです。
その差は1Lです。
Ruckerは廃盤のEcho(16L)と縦横の寸法が同じです。Echoよりマチ幅が深くなっています。
新作Rucker 3.0は、スモール・フレームとスタンダード・フレームの二種類ありますが、どちらも容量は同じ20Lです。
スモール・フレームはスタンダード・フレームより縦寸が3.8cmほど短くなっており、身長が170cm以下ならスモール・フレームを勧めています。
とはいえアメリカでは170cm~180cmでも問題なく使用している報告が多いので、よほど胴体が長くなければスモールでもいけそうです。
あとは好みの問題ですかね。背中のサイズに対して、小さく見えすぎないか。
スモールフレームとスタンダード・フレームは縦の長さが違うのに何故容量が同じなのかというと、スモール・フレームは底とトップのマチが同じ14cmなのに対し、スタンダード・フレームは上に向かって少しテーパーさせているので11.5cmのマチになっています。
今回はRucker 3.0スモール・フレームとGR1(21L)の比較です。
Rucker 3.0 寸法:30cm×42cm×14cm
GR1 21L 寸法:30cm×46cm×14cm
インチ→cmへの概算なので数mmは四捨五入しています。縦寸だけ4cm長いだけですね。
GR1は内部にモールが3列あります。
ゴム入りポケットは両方にあります。
Ruckerの方はその後ろにウェイトを入れるためのポケットがあります(マジックテープになっているところ。画像では蓋をポケットの内側にしまってスリットポケットのようにしています。
その上にハイドレーション吊り下げ用のループがあります。
Rucker 3.0は四方にグラブハンドルが付いています(底も)。
それからRuckerにはPCコンパートメントがありません。GR1には別途、背面にPCコンパートメントがあります。
以上、GR1とRucker 3.0の比較でした!
参考になれば幸いです。
|
|