皆さん、ごきげんよう。
懲りずにバックパックのレビューでございますよ。
ユニコーンバックパックは存在しないことに気が付いたここ最近。
それでもユニコーンに近いバックパックを求める旅路は続きますよ。
今日紹介するのはカリマーのデイパックRです。
カリマーはイギリスのブランドで、語源 carrry more が派生してブランド名となっています。
【カリマー】デイパックRバックパック
仕様
容量:22L
寸法:H46.5×W27×D20cm
重量:520g
素材:KS-N420HD
自立:可能
PC収納ポケット:なし
書類収納:A4収納可
容量は普段使いしやすい22リットルです。
普段使いには20L前後がベストですね。
本当にちょっとそこまでという1マイル用事には15L~10Lがベストですけど。
22リットルなら1日お出かけも、1泊旅行も出来る容量です。
このデイパックRは22Lとは思えないコンパクトさ。
デイパックFの方も「思ったより小さく感じる」という感想が多かったので、カリマーはコンパクトに見えるデザインなのかもしれないですね。
確かに考えてみるとカリマーのエクリプス(27L)なんかも容量の割に小さく見えます。
実は最初はデイパックFの購入を検討していたんですよね。
ところが実際に店舗に出向いたらデイパックFがなく、代わりにデイパックRがあったので手にしてみたところ、「え、ナニコレ使いやすいかも?」と一気にデイパックRへと気持ちが傾いたわけです。
カリマーのバックパックのレビュー自体が少なかったので2つほどしかレビューされている方は見つからなかったのですが、とりあえず注文してみることにしました。
ここがGOOD
- 22リットルには見えないコンパクトさ
- アクセスしやすい大きめの雨蓋ポケット
- メイン荷室に横からアクセスできる(脇に抱えてアクセスができる)
- ポケットが多い
- 軽い
- ウエストストラップは取り外し可能
- 両サイドにボトルポケットあり
ここがNOT GOOD
- 背面ポケットは使い勝手が良くない
- 背面は通気性がないので夏場は暑くなる
- トップハンドルの穴が小さい
- PC・タブレット収納ポケットがない
- グラブハンドルが小さい
- 外部ポケットが多すぎて混乱する
外側
素材はナイロン420デニールで硬すぎず柔らかすぎずイイ感じですね。
ナイロンそれ自体にある程度の撥水性があるので、大雨に長い間うたれなければそう心配はないと思います。
私もまぁまぁの弱い雨には討たれましたが、屋根の下でささっと拭けば問題ありませんでした。
裏面はポリウレタンコーティングが施されていますので多少の雨なら浸透する心配はないと思います。
但し、ポリウレタンコーティングは経年によりボロボロと剥がれる性質もありますので何年か経つと内側のコーティングが剥がれる可能性はあります。
あと、軽い!
ショルダーストラップはごく普通の厚さで、厚すぎず薄すぎず。
22リットルの容量に合った肉厚です。
柔らかくS字を描いて体にフィットします。
まぁ、私はGoruckというミリタリー系ブランドのバックパックを背負ってしまっていて、あれに敵うショルダーストラップはないと思っているので、ショルダーストラップはあまり褒めることはできません。
このバックパックは可もなく不可もなく。
でもアークテリクスのクッション性がすごいふわふわしたスポンジタイプよりはこちらの低反発ぽいタイプの方が好みではあります。
なお、普段持ち運びしている荷物量なら特に重さも感じず肩も痛くならず快適です。
それ以上になると少し肩に負担を感じるかな。
まぁ、許容範囲です。
ストラップにモールウェビング(カラビナなどを取り付けられる箇所のことを言います)があるのはナイスポイントですよ。
モールウェビングというか、正確にはチェストストラップの可動用ウェビングなんですけど。
モールウェビングはフロント中央にも縦に入っています。
背面の通気性はあまりないのがネックですかね。
荷物の形を背中に感じることはそうないので、軽さも考えると丁度良い背面強度です。
次にグラブハンドルです。
グラブハンドルはちょっと小さいですね。。
トップポケット(雨蓋ポケット)
何かとアクセスしやすいトップポケットは、蓋の部分に付いています。
これが便利!
だいたいスマホとサングラスを入れる場合が多いです。
でも取り出しやすいので、一時保管的なスペースとしても活躍します。
車に乗っている時は床に置いているので、このポケットが一番アクセスしやすいです。
また電車に乗っている時も目の前にくるので一番アクセスがしやすいポケットになります。
雨蓋内もポリウレタンコーティングされているのと、レインフラップ(ジッパー部を覆うカバー)が付いているので雨除けも万全!
但し、蓋部分なのであまり重いものを入れるのはおススメしません。
財布はどうかなぁ…
硬貨があまり入っていないワレットタイプなら大丈夫かもしれません。
長財布は、入れると雨蓋が重さで前のめりになり、バッグ自体が「くの字」になるのであまりお勧めしません。
長財布をそのまま平行に入れるには横幅もわずかに足りなく、斜めに入れる形になってしまいます。
容量的には漫画本や文庫本が数冊入るほどあります。
私はここにスマホとサングラスを入れています。
背面ポケット
続いて背面パネルの底に位置するポケットです。
背負った時に体の右側に位置します。
ここはですね…若い人なら背負ったままアクセスできるポケットです。
しかし私は今、右肩と右手を痛めているので背負ったままアクセスはきつくてできませんでした。
このポケットはギリギリ長財布が入る横方向深さがあります。
入ることは入るのですが、財布のような厚いものを入れると背中に抵触して背負い心地が悪くなるので、パスポートやICカード、チケットなど薄いものに限定したほうがよさそう。
私は長財布を入れて背負ってみましたが、腰にモロにあたって無理と判断しました。
フロントポケット
フロントポケットです。
フロントポケットは背負ったときに体の左に近い方にあります。
左脇下にスイングさせてアクセスすることができます。
このポケットはジッパーの上よりさらに上にスペースがあるので結構大きいポケットです。
レインジャケットなどシェルジャケットなら上の方のスペースも使えますが、ある程度重さがある荷物だと下の方に溜まってしまいます。
上の方がデッドスペースになって勿体ないなーと思いました。
このフロントポケットのファスナーをもう少し広くしてポケットのなかにスリットポケットを1つ、ジッパーポケットあるいはマジックテープポケットを付ければ完璧です。
サイドポケット
両サイドのポケットはしっかりとしたゴム入りで、ペットボトルを入れてバッグを横にしても落ちませんでした。
なお、手を入れているのはメイン荷室です。
メイン荷室への横アクセス
背負った時に体の左側にくるようにメイン荷室へのアクセスがあります。
大きく開くジッパーでアクセスしやすいです。
後述する上からのアクセスもできますが、実際に使用すると90%はこの横からのアクセスになるかと思います。
バックパックを背中から完全に下ろすことなく、片肩に背負ったままアクセスできるこのファスナーは大変便利です。
私はこの横からのアクセスができるバックパックを主に選んでいます。
しかし!
このカリマーデイパックRは右側にも先述した小さな背面ポケットがあります。
そのせいか少し混乱することがあり、このメイン荷室へのジッパーを閉めることを忘れることが多くなっています。
年のせいなのかもしれませんが・・・
これはちょっと危険。
他のバックパックのときはそんなことなかったのに。
外側に3つのジッパーが付いていることで混乱してしまうのかもしれません。
いつも娘に「ジッパー閉まってる?」と確認してしまったり。
外側ジッパーが多いと閉め忘れのリスクも増えるのでご注意下さい。
Tom Bihnのバックパックなんてジッパーだらけで絶対どこに何入れたか忘れちゃいそうだなぁ。それとも慣れなのか。はたまた若さでカバーするのか。
メイン荷室へのトップアクセス
メイン荷室にはもちろん上からもアクセスできます。
バックルを外して蓋を開けるとメイン荷室です。
上の方は巾着型なので内容量によって形を変えられます。
荷物が少なければ形状が小さくなり、容量が多少オーバーしても入れられる柔軟性があります。
私は巾着をあまり絞らず、蓋を上げてすぐにアクセスできるようにしています。
メイン荷室
雨蓋を開けると、背面側に小さなメッシュポケットがあります。
ジッパー付きですが、上の方にあるので私はジッパーを半分くらい開いています。
お出かけの時はここにモバイル充電器とケーブルを入れていました。
普段は、紙石鹸とハンドローションを入れています。
ご覧の通り、荷物を取るには底まで手を伸ばさなければならないので、横のアクセスを使うことが多くなります。
ベンチなどに置いたときには上からアクセスすることが多くなります。
最大の懸念事項は、PC収納ポケットがないということでしょうか。
私は普段はPCを持ち歩くことがないので問題ありませんが、PCを持ち歩かねばならない人にとっては購入を考えてしまうかもしれませんね。
ケースに入れて歩けばなんとかなるとは思いますが、他の荷物と接触したり、位置がズレたりすると気になるかもしれません。
タブレットくらいの軽さならケースに入れての持ち運びは気にならないと思います。
いかがでしたでしょうか。
今のところ、カリマーデイパックRに満足して日常使いしています。