
長らくパッキングキューブ難民を続けてきましたが、遂に卒業しました。
Matador(マタドール)のパッキングキューブとの出会いを果たしたからです。
現在、私はアメリカ在住で、年1回のぺースで日本に帰国しています。
日本帰国時は、10か月分のアメリカン・ストレスをここぞとばかりに発散するために温泉旅行に出かけます。
アメリカでは日系スーパーに買い出しに行く時も一泊はしないと体がもたないので、ホテルに滞在します。
そんな旅の際に、いつも悩んでいたのが、パッキングキューブ。
旅行用の荷物収納袋です。
これまで様々なパッキングキューブを使ってきました。
なんだかんだで、ブランドものではなく、Ebagsのパッキングキューブが使いやすかったので使っていました。
ただ、重量と厚みが少しあるのと、上部がメッシュ素材なのが気になっていました。
パッキングキューブに求める仕様としては・・・
・軽い
・薄い
・剛性・張力がある
・丈夫なこと
・ジッパーがつかみやすい
・ジッパーの動きがスムーズ
・うっすらと中身が見える半透明タイプ
たかが、パッキングキューブに五月蠅いと思われるかもしれませんね。
でも、いずれもパッキングキューブの利便性に貢献する大事な要素なのです。
バランスも大事で、一般的に軽量であればあるほど、生地は薄くなります。
リップストップ・ナイロンなど、裂けにくい生地は、薄いのに丈夫な頼れる生地です。
でも、薄すぎると形状が崩れやすく、ヘロヘロしていて荷造りプロセスが思いのほかもたつくのです。
少し前にイー〇ル・ク〇ークさんの有名なパッキングキューブを使っていました。
薄くて破けないタイプです。
最初は良いなと思ったのですが、2回目でジッパーがぶっ飛んで壊れました・・・
まさかイー〇ルさんの製品がこんなに簡単に壊れてしまうとは・・・
ちょっとショックでした。
そして今年、お気に入りブランドのマタドールさんがパッキングキューブを出していたことを知りました。
ちなみにマタドールさんのヒットアイテムのひとつ「ポケット・ブランケット」は、私の初マタ商品です。
勿体なくて未だに一度も使ったことはないものの、スーツケースや車にいつも常備している商品でございます。
家族で鎌倉旅行をしたとき、江の島海岸沿いをフラフラ歩いたことがありました。
そのとき、徒歩であちこち回ったあとだったので、かなり疲れており、海辺に腰を下ろしてゆっくりしたかったものの、敷物がなくてせっかくのビーチなのに座ることができませんでした。
あのとき、このマタドールのポケットブランケットがあったら・・・!
マタドールは、全アイテムともモノトーンカラーで統一されているのも、私の心をくすぐりました。
マタドール「ギア・キューブ」

マタドールのパッキングキューブは二種類あります。
巷によくある従来型のコの字型にファスナー開閉する長方形タイプ「パッキングキューブ」と、バッグのような形をしたタイプ「ギア・キューブ」です。
両方をセット(大中小サイズ3つで1セット)で頼んでみました。
まずは、バッグのような形をした「ギア・キューブ」を紹介します。

マタドール「ギア・キューブ」寸法と重量
S: 横幅25.4 cm x 高さ10.16 cm x マチ10.16 cm(2.5L)78.2g
M:横幅25.4 cm x 高さ10.16 cm x マチ15.24 cm (3.9L)86.4g
L: 横幅25.4 cm x 高さ10.16 cm x マチ20.32 cm(5L)93.5g
寸法を見て判るように、横幅と高さは同じ寸法です。
マチの大きさだけが異なります。
パッキング内容としては
S:下着・靴下
M:Tシャツ・シャツ
L:ズボン・スカート
といった具合ですね。
重さはいずれも100g以下です。
シンチング用のベルトとバックルやハンドルがあるため、従来の四角形のパッキングキューブの方が軽量ではありますが、この程度なら許容範囲でしょう。
マタドール「ギア・キューブ」仕様
- 100デニールBluesign® リサイクルナイロン
- PU防水(ポリウレタン樹脂を素材や生地の裏面にコーティング・ラミネートして防水性を持たせたもの
トップローダーで出し入れしやすい

今回、従来型と2つのパッキングキューブを使用してみましたが、2泊3日の旅行と4泊5日の旅行と、どちらもこちらのバッグ型の形状に手が伸びました。
その理由はなんといってもトップローダー型で使いやすいから。
トップローダーというのは、バッグのように開口部が上にあって、トップから出し入れすることをいいます。
従来のパッキングキューブはいずれも箱型が多く、コの字型にジッパーが開閉するようになっています。
マタドールのギア・キューブはバッグ型なので、トップ部のファスナーを開いて中身を入れていくわけですが、これが楽ちん!
間口も大きく開くようになっており、中身が見やすいし、荷物の出し入れがしやすい。

従来型のコの字型は、ファスナーが三辺開くので安定感が下がり、取り回ししにくかったりします。
特に軽量化にフォーカスしすぎてしまうと、生地がペラペラになって余計にパッキングや荷物の出し入れがしにくいという盲点があります。
両サイドにシンチング
ギア・キューブはまた、左右にシンチングが付いていて、詰め込んだ後に締め付けできるようになっています。

私はスーツケースを利用したので今回シンチングを使用することはありませんでしたが、バックパックなどメインバッグの容量が限られている時にはスペース確保のために嬉しい機能ですね。
スムーズな止水加工ジッパー&ハンドル

ジッパーも止水加工がされていますが、開閉はとてもスムーズです。
そして、左右どちらからも開閉できるダブルジッパー。
トップ部にはハンドルが付いていて、開いたままでも持ち運びできます。
たとえば開いたままホテルのフックなどに下げておくことも可能です。
スペースが限られた場所や、直置きがためらわれる場所でも使えそうですね。

四隅にループフック


底の四隅にループフックがあり、カラビナで外付けも可能です。
まとめ
パッキングキューブに求めるデザイン仕様をすべて攻略してくれたのがマタドールのギアキューブでした。
とりわけ生地が薄くて軽くて丈夫なのに、ある程度の剛性・張力があってふにゃふにゃしていないことで、取り回しがとても楽です。
これでもう、パッキングキューブに悩むことはなくなりました!
なお、マタドールの従来型コの字型のパッキングキューブも、今まで使用してきたパッキングキューブより使いやすく、本記事で紹介した「ギアキューブ」と共に愛用していくと思います。
コの字型のパッキングキューブも別途紹介していきます。