Number 9 のオールメタルシャーペンを購入しました。
Number 9 は2019年に Dr. Lindsay W氏ilson 氏が kickstarter で始めたプロジェクトです。
シャーペンを購入するに至ったきっかけはというと、学生時代に愛用していたシャーペンが壊れてしまったからです。
そのシャーペンは金属製で持つところだけプラスチックになっており、プラスチック部には細かい滑り止めが付いていました。
軽すぎず重すぎず、シャーペンを自在に回すことができる素晴らしいシャーペンでした(はーい、シャーペン回し人間です。3通りに回せるよ!)
同じシャーペンを買おうとしたら、すでに廃盤…
スペアを買っておくべきだった・・・。
それ以来、ほかのシャーペンを購入する気になれなくてシャーペンを使用していませんでした。
でも、先日トラベラーズノートを購入して以来、手で書くことの良さを再認識し、やはりシャーペンをまた購入しようと思い立った次第です。
Number 9 シャーペン
金属製のシャーペンを探していたのだけど、好みのものが見つからなかったんですよね。
書き味としては「ゼブラ」か「ぺんてる」のグラフギアが好みに近いかなと思ったのだけど、ぺんてるのグラフギアはちょっと重いと感じました。
あと気になったのはテキサスベースの人気ブランドTactile Turnです(2012年創業)。
ミリタリー仕様の無骨で無駄を省いたデザインが逆にスタイリッシュでカッコイイんだ、これが。
ミリタリー系のスタイルと相性が良く、アメリカ人に愛されているシャーペンです。
もちろんテキサスで製造しています!
迷ったけど今回はNumber 9を購入してみました。
Tactile Turn はアメリカのテキサスなので、アメリカに行った時に購入した方が日本までの送料がかからずに良いかなと思って。
2本目はきっとこのTactile Turnを購入することでしょう。
しかもライフタイム保証付き。故障したら無料で直してくれるというものです。
アメリカのバックパックブランドのGoruckもライフタイム保証が付いていて、バッグが切れたり縫製がとれたりしたら無料で直してくれるんです。中には何年も使用したバッグを丸ごと交換して新品を送ってくれたという声もありました。
GoruckやTactile Turnのように、アメリカではいちど購入したら一生涯保証してくれるという中小企業が最近増えてきている気がする。
これは多分、チープですぐに壊れてしまう中国製品を嫌気・・・アメリカ人の職が奪われモノづくりの精神が失われつつあることを憂慮したアメリカ人の心情を反映しているのだと思われます。
グローバル大企業はまったく逆の戦略をとって1%のスーパーリッチをさらにリッチにして99%を貧しくしていますけどね。
Tactile Turnの宣伝のようになってしまいましたが、今回はNumber 9です。
購入後、まもなく商品が届きました。
イギリスから一週間もかからず、3~4日で到着しました。
グリップ部の刻みは4種類から選ぶことができます。
上から
- Taper-Plain
- Taper-Grooved
- Knurl
- Knurl-Interrupted
今回購入したのは、一番下のKnurl-Interruptedです。
シャーペン本体が六角形なので、角の部分が手に当たりそう・・・と思い、グリップ部が丸くなったKnurlの二種類を候補に、数日悩んでみました。
Knurlに比べてKnurl-Interruptedの方が滑り止め感が強いということで、手が汗かきでペンが手から滑り落ちやすい私はKnurl-Interruptedをオーダーしました。
金属の種類は4つから選ぶことができます。※Titaniumは丸形ペンで選択できますが、六角形では入手困難なためNumber 9ペンでは作っていません。
- Aluminum(2.7g/cm3)
- Brass(8.5g/cm3)
- Copper(9.0g/cm3)
- Stainless(8.0g/cm3)
- Titanium(4.4g/cm3) ※
人気素材はステンレスのようです。
各素材の特徴としては・・・
アルミはアルマイト処理をしておらず露出しているので柔らかく、傷が付きやすい。使用により小傷などが見られるそうです。
ブラス(真鍮)とコッパー(銅)は経年により色が濃くなり、艶が出てくる。経年使用により、接触部は色が明るくなり、他のボディパーツとのコントラストを楽しめるということです。
タイタニウムは六角形ペンでもたまに入手できる時があるそうなので、興味があれば連絡してくださいとHPに書かれています。
それから芯の太さ(lead size)を選べます。
確か0.5mmと0.7mmのどちらかから選ぶようになっていたと思います。
で、私が選んだのは・・・
アルミ!
芯は0.5mmです。
ステンレスと悩んだのですが、ステンレスはアルミの3倍の重さがああるんですよね・・・
最近ちょっと右手が手根管症候群になってしまって痛いので、軽いほうがいいかなと思いまして。
重さは丁度良かったです!
アルミは金属としては軽いもののある程度の重さがあるので、私の手にはちょうど良い重さでした。
そして肝心の書きやすさ・持ちやすさですが、グリップ部のKnurl-Interruptedがかなり滑り止めの役割をしてくれるので、指から滑らずに持つことができます。
字を書く時に下に向けて力が入るわけですが、その時に手から滑ってしまいペンを持ち直したりすることってありますよね。
それがこのKnurl-Interruptedという刻みによって滑り落ちずに済みます。
また、プラスチック製のゴムとは異なる、アルミに刻まれた凹凸の手への感触がなんともたまりません!!
ひとつ、使ってみて分かった難点がありまして、たまに先端部が緩むという点です。巻き直せばもとに戻りますが、この点だけ気になりました。
いかがでしたでしょうか。
チープなプラスチックのシャーペンではなく、一生もののシャーペンが欲しい!という方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。