パタゴニアのR1フーディジャケットをゲットしました。
きっかけは手持ちのパーカーが草臥れてきたこと。
ZARAやアメリカンなんちゃらの安いブランドのパーカー2着を着まわしていたのですが、もう限界。
「パーカー」「フリース」といった検索をしているうちにパタゴニアのR1だとかR2だとかという言葉をよく目にするようになりました。
パタちゃんをよく知らなかった私。
まもなくそれが登山家やアクティブな人達の間で人気を博するフリースジャケットであることを知ります。
「ほー、そんなに良い商品なのですか」とパタゴニアのR1フーディジャケットを思い切って購入してみました。
同じシリーズの「R1テックフェイスジャケット」も一緒にオーダーしたので比較もしてみました。
【パタゴニア】R1フーディジャケット
R1ジャケットの特徴
パタゴニアのR1ジャケット(私が購入したのはフード付き)は一応フリースに分類されています。
でも普通のフリースとはちょっと違います。
どこが違うかというと・・・
大きな違いは
この凸凹の裏地です。
上は新しいタイプのR1テックフェイスと呼ばれるジャケット、下は購入に至ったR1フーディジャケットです。
この凸凹素材は、凹部分は生地が薄く、凸部分は生地が厚くなっています。
このおかげでフリースであっても通気性を保つとともに、汗が体に張り付いて不快な状況を軽減することができます。
フリースって保温性はあるけど、体の熱が籠ってしまいがちですよね。
ジャケット内に熱がこもって汗をかくと、汗冷えしてしまいます。
タウンユースならともかく、登山中の体温の冷えは命に関わります。
このR1はそうした問題を軽減してくれるというわけです。
保温というよりは体温調整を優先している一枚なのです。
それから、私の個人的な推しポイントは、R1フーディジャケットはジャージのように伸縮性が高く大変着心地が良いという点です。
R1テックフェイスと少し悩みましたが、最終的には着心地を優先してR1フーディを選びました。(上位版のR2テックフェイスも購入したということもありますが)
R1フーディとR1テックフェイスの違い
R1テックフェイスとR1フーディは何がどう違うの?ということで、簡単に説明します。
画像↓を見て頂くとお判りになると思いますが、R1テックフェイスはR1より凹部の面積が広くなっています。
ということは・・・R1テックフェイスの方が、より体に触れる面が少なく通気性が高いということになります。
代わりにといいますか、R1テックフェイスの表地には撥水加工が施されていて、防風性も少しあるようです。
撥水加工のため、R1テックフェイスの表面はサラっとしたテキスチャーになっています。
R1の表地はジャージー感が強いです。
こうして並べてみると色味も少し違いますね(両方ブラックです)。
凸部が高いためか、嵩はR1フーディのほうがあります。
私がR1テックフェイスではなくR1フーディを選んだ理由として「着心地の良さ」を挙げましたよね。
具体的に説明すると、R1フーディの方が伸縮性があるので体を動かしやすいんです。
伸縮性が高いから体も動かしやすく着心地が良い、ということになります。
たとえばR1テックフェイスを着て寝るとなるとちょっとゴワゴワ・カサカサして気になりますが、R1なら快適に眠れます。
袖通しの際もR1フーディの方がソフトで伸縮性があるので着やすい。
寝転ぶことを考えて本当はR1のフード無しが欲しかったんですけど、手に入らず諦めてフード付きを購入した次第です。
というのもフードがバラクラバスタイルなので、山に登らない私にとって実際にフードを使うことはほぼ無いからです。
R1テックフェイスのほうは結局購入に至らなかったので屋外での着用はできず、実際に長時間着用した感想は提供できませんでした。
R1テックフェイスのほうがR1フーディより優っている点として、まずポケットがあります。
実際にスマホを入れてみたところです。
ちょうどスマホの形状に沿って皺にしてあるところまでがポケットの深さです。
ジッパーも付いている上にレインフラップ(雨除け)が付いています。
R1フーディはふつうのカンガルーポケットなので、R1テックフェイスの方がポケットは良いです。
(とはいってもR1フーディのオープンポケットは裾まであって深いので簡単には落ちません。スマホがちょうど横に入る大きさです。)
やっぱりカンガルーポケットはジッパー付きがいいですよね。ジッパーがないと走れないし、物が落ちやすくなるのでちょっと不安です。
R1テックフェイスのほうがポケットの位置が少し高いところにあるので、腰部に色々とモノが集中しやすい登山向けだと言えます。
それから撥水性と防風性はR1テックフェイスの方があります。保温性はどちらがあるのか、と聞かれると答えに困るのですが、風が無ければR1フーディとなりますか。
この辺はプロの登山家でも選択に悩むところだと思います。場所、旅程、天気などなど沢山の考慮すべきポイントがありますからね。
私は寒がりなのでR2テックフェイスも購入しようと思っていたため、R1のほうは敢えてテックフェイスを選ばず着心地の良さを優先しましたが、例えば一枚しか買うつもりはなくて主な想定用途がクロスバイクだったらR1テックフェイスを薦めるでしょうし。
サイズ感
実は初パタゴニアなので、R1フーディ、R1テックフェイス、R2テックフェイス、ベースレイヤーについてしか言えないんですけど、パタゴニアて割とサイズ大きめかな?
着た感想としては、1サイズくらい大きく感じました。
参考までに私はユニクロのトップスやアウターでL (すぐダメになるので最近はもう利用することはありませんが...)。
殆どのブランドでLですがパタゴニアのトップスは今のところトップスはすべてMでジャストサイズです。
ここで言うジャストサイズとは、自分体にとって大きすぎず小さすぎずで、下に少し厚手のものを着ることもできそうだし、上にアウターを羽織るにしてもゴワツキが出ずに大丈夫、というサイズ感で、体にぴったりしすぎず、ルース過ぎずということです。
(私のジャストサイズの定義。人によってぴったりめがジャストサイズという場合もあるし、ゆったりめがジャストサイズということもあるので。)
ノースフェイスも上はLを選ぶことが多いです。ミレー、マーモットあたりもLで丁度よいサイズ感です。
中に厚手のものを着用するのであればLでも大丈夫そうですが、この下に着用するのはベースレイヤー、Tシャツ、カットソーぐらいのものなのでMを選びました。
感想
登山家やアクティブな人達に人気のR1ジャケット。
数週間ほど着用してみた感想としては、とても良い商品だと思いました。
まず着心地の良さ。
これまで着心地の良さを優先して4000円~7000円くらいのパーカーを着まわしてきた人生でしたが、いつもパーカーがデロデロに伸びてきてしまうんですよね。
数年もしないうちに外ではとても着れないものになっていました。だから家の中でだけ着用、もはやルームウェアにすぎず、近くのコンビニやスーパー以外は外には着ていけない。
でもこのR1フーディジャケットなら長い間ヘタレずに着れそう。
生地がしっかりしてるものね、さすが登山ブランドです。
あと、年をとってくると分かりますが、健康管理の上で体温調節ってすごく大事になってきます。
このR1フーディジャケットはフリースといっても暑すぎず寒すぎずを実現できる一枚です。
冬になると屋内は暖房が効きすぎて暑くなり、夏は冷房が効きすぎて寒くなる、という逆転現象を経験したことありますよね。
R1フーディジャケットなら、冬はこの上にゴアテックスなどのシェルジャケットを羽織ったり、寒い地域にいくならダウンやコートなどを羽織ったりすればいいし、春秋はちょっと肌寒い時、夏は冷房対策として、一年中オールラウンダーとして愛用できると思います。
R2テックジャケットも購入したのですが、愛用できる期間としてはR1の方が断然長いです。
よくR1とR2のどちらを選ぶべきかという質問を目にしますが(私もちょっと考えたので)、R1の方が汎用性があるということで(着用できる期間が長い)R1を選ぶ人がいらっしゃるのも納得です。
デメリット
そんな優れた一枚のR1フーディジャケットですが、一点だけ感じたデメリットがあります。
それは防風性のなさ。
凹凸記事なので通気性がよく、風を通します。
風が強く吹いていると超寒いです。
少々の雨は弾くので小雨程度なら寒さを感じませんが、風にはとことん弱いと実感しました。
まぁ、登山にはこの上に防風防水シェルを羽織るのでしょうが、登山しないわ...
関東でも雨風が強まった日に着用していたのですが、下が半袖Tシャツだったこともあってめちゃくちゃ寒かったです。
気温は17度くらいだったと思います。(寒がりです)
上に防風シェルを着ていたら大丈夫だったかもですね。
それから、デメリットというか気になった点ですが、このR1フーディジャケットは店頭で購入したのですが、なんとなく化学薬品ぽい匂いが2週間くらい続いていました。
強い匂いではないのですが、着用した時にプゥンと匂いました。石油っぽい匂いというのかなぁ。
パタゴニアは環境保護に熱心で、リサイクルポリエステルを使用しているので、その匂いなのかなと思いました。
3週間くらい着用して洗濯するうちに今はほとんど匂いは気にならないくらいまでになりました。
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